備前焼陶芸作家矢部俊一公式ホームページ
やきものばなし        「How to make Jōmon doki 1」

(2012.02.28)

土器の作成過程について少し考察してみましょう。

まだ縄文時代には窯というものは無く野焼きで焼いていました。穴を掘り土器を置き周りに木や落ち葉などで囲み焼いたようです。

 

野焼きの開放熱では 600°前後の温度でしか焼くことが出来ないため、器としては水をよく吸い込み滲みる状態です。「素焼き(すやき)」要するに水漏れする器です。

 

ではどうして縄文土器が水漏れ無く、煮炊きが出来たのでしょうか。

 

 

「磨き(ミガキ)」によって漏れを防いだのです。(備前焼の技法でも「磨き」はありますがその効果は違うのでまた追って説明したいと思います。)

ここで言う「磨き」とは石や貝殻で器の内側を押さえ擦り、土の粒子密度を高くし鏡面のようにピカピカに仕上げることです。それにより水漏れを防ぐ効果がありました。