では縄文時代の土器の特徴をおっていこうと思います。
縄文時代早期の頃は原始的な形状の「尖底土器(せんていどき)」が多く作られていたようです。
尖底土器とは底の尖った土器で自立出来ない(地面に置くと転がってしまう)形状です。
その独特な形状は火の加熱面積が大きいため大変効率がよく地面に突き刺したり岩などに立て掛けて煮沸に使っていました。
煮炊きが可能になったことによって今まで食べられなかった木の実や山菜等も食料となっていったのではないでしょうか。
その後、時代が進むとそれまでの尖底土器は姿を消してしまい、しっかりとした平底の土器が作られます。平底というのはその場所に安定し置いておくものと理解できます。
定住が始まりもう移動のために持ち運ぶ必要がなくなったということで、大きな生活様式の変化を現しています。